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2017年09月02日

本日発売!! 拳父 上地完文風雲録―上地流流祖の足跡を訪ねて

本日発売!! 拳父 上地完文風雲録―上地流流祖の足跡を訪ねて
 藤本恵祐(上地流教士七段)
 沖縄では大きな空手流派=三代流派は首里手(山林流、他)、剛柔流そして上地流といわれている。上地流はその起源が比較的新しく明治31年に上地完文が中国に渡って習得した拳法をもとに、帰国後の苦闘の中で新しい流派として形成されたものである。
 上地流は沖縄の伝統空手の中でも厳しい肉体鍛錬と直接打撃をも厭わない豪拳で知られており、沖縄では大きな勢力を保持している。又、米軍兵士を通して世界中に勢力を拡大しているともいわれている。
 本書は今や伝説となった流祖上地完文の足跡を追い求め、遠く中国での上地完文の師・周子和は一体どの様な人物だったのか、あるいは又、日本で初めて看板を掲げた和歌山時代の実状はどうであったのか、さらに沖縄に帰ってからの活動実態を古い弟子の記憶をたどって捜し求めた迫真のドキュメントである。

〈目次〉

まえがき
第一章 流祖・上地完文誕生
第二章 中国福州への旅立ちと苦難の武者修行
第三章 失意の帰国と沈黙の一七年
第四章 和歌山転身と運命の出会い
第五章 関西での芽吹きと母なる島への回帰
第六章 武士(ブザー)の晩年
      追補~ある女性門弟による上地完文追想録
第七章 武魂伝承 ”それぞれの上地流唐手道”
終章
あとがき
資料 上地完文の足跡を読み解くための歴史年表ほか
参考文献

   四六判、並製、182頁
   定価(本体1,600円+税)

上地 完文(うえち かんぶん)
1877(明治10年)~1948(昭和23年)
本部町伊豆味に生まれる。
1898年中国に渡る。
周子和の弟子となり、1904年免許皆伝、1909年沖縄に帰国、
1924年和歌山に移り、そこで「パイガヰヌーン流空手術研究所」を開設、
1940年流派名を「上地流」と改める。
1945年帰沖、その3年後に死去する。

*著者紹介*
藤本 恵祐(ふじもと けいすけ)
1961年 熊本県宇土市に生まれる。
1980年 熊本県立濟々黌高等学校卒業、
中央大学法学部入学、半硬軟流空手道連盟八王子守礼館入門。
1990年 八王子柚木修武館副館長に就任。
1995年 湘南藤沢道場開設、初代関東支部長に就任。
1999年 五段・師範免許取得。
2004年 関東支部及び湘南藤沢道場設立10周年記念事業開催、錬士六段取得。
2010年 道場加盟組織を沖縄上地流唐手道協会に変更、
湘南修武館設立、教士七段取得。
2011年 沖縄伝統技芸振興会館(ゆめかなかん)開設。
2015年 東京本部及び湘南藤沢道場設立20周年記念事業開催。


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Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 00:00│Comments(0)空手・古武道
 
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