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2023年12月07日

観宝堂編『沖縄の古陶』『八重山の古陶』『琉球王朝の書画』取り扱い開始!

琉球古美術の第一人者、観宝堂吉戸氏によって編纂された非売品3点を弊社より一般販売する事に致しました。
また、この3点以外にも琉球・沖縄の美術・工芸品に関する図録(古書扱い)などが多数入荷しております。
この機会にぜひご検討くださいませ。



『沖縄の古陶』

観宝堂編『沖縄の古陶』『八重山の古陶』『琉球王朝の書画』取り扱い開始!

24×25.2、並製、180頁、カラー図版269点、税込4950円
 沖縄の古陶は一部の熱狂的なファンに支えられ高い評価を得てきたが、不明な事が多く、どこの誰のものなのか、いつの頃のものなのか、錯綜した状況が長く続いてきた。
この状況に一石を投じたのが一九七一年、那覇に店を構えた「古美術観宝堂」であった。
 沖縄で初めての本格的な古美術店として、とりわけ「やちむん」の評価について他の追随を許さない確かな「眼」をもって新しい市場形成を主導してきたのである。
 本書は観宝堂主人、吉戸直氏が収集した琉球沖縄の古陶を、その産地、年代等を明示し、やちむんを愛する人々に「眼」の基準を提供する。写真も古美術品撮影のプロによって美しく、かつわかりやすいものになっている。
 本書は沖縄古陶収集の最も信頼できるガイドブックとして高い評価を得ていたが、厳密に非売品として扱われてきたものを、吉戸氏の病気に伴い閉店するにあたって広く一般に提供することとなったものである。
 市販部数90部となる。尚、本書は並製版となる。上製凾入の特装本については古書扱いで販売致します。


目次(抄)
沖縄古窯地図
図版 焼く/造る/彩る/描く
  巧み/食と酒/祈る
焼きもの雑考―大嶺実清
沖縄の古陶 細部拝見
沖縄の古陶年表
参考文献


『八重山の古陶』

観宝堂編『沖縄の古陶』『八重山の古陶』『琉球王朝の書画』取り扱い開始!

A4判、並装 160頁、オールカラー写真図版109点 税込3,850円



 八重山の古陶とは何か、このことを各美術館・博物館の協力をもとに古美術観宝堂・吉戸直氏が大系的に八重山古陶をとらえなおし、図版を集大成し、かつ八重山古陶を再評価したのが本書である。ここに八重山の古陶器は明確な姿をもって琉球古美術の世界にたちあらわれたといっていいであろう。いわば独自の美意識のもとで分立を宣言したのである。
 この図録は観宝堂・吉戸氏の長年にわたる古美術を見る眼の凝縮された結実というべきものである。
 非売品であったが為にごく一部の人しか眼にすることのなかった図版が今ここに開放されたのだ。

〈本書協力施設〉
沖縄県立博物館/石垣市立博物館
諸見民芸館/那覇市立壺屋焼物博物館
早稲田大学會津八一記念博物館
八重山古陶研究会/丹尾安典教授

八重山古陶名品撰
八重山古陶の器底
八重山古陶年表



『未公開作品による琉球王朝の書画』

観宝堂編『沖縄の古陶』『八重山の古陶』『琉球王朝の書画』取り扱い開始!

 A4判、並製、オールカラー、150頁、税込3,850円
 琉球王朝の絵画13点、書57点


 琉球の書画は、日本と中国の影響を受けながらも独自の美を求めて展開された。それは中国からの冊封使の来琉、あるいは江戸へのいわゆる「江戸立ち」を通して独自の位置を形成してきたといえよう。しかしいわゆる「琉球処分」や過酷な沖縄戦による文化財破壊等によって、その全貌は今もって定かではない。
 本書は琉球古美術の第一人者として誰もが認めている観宝堂吉戸氏の蓄積を全七〇点の図版、それも各品々に押されている印も全て実物大で掲載し、真贋判定にも役立たせる様に配慮している。平成四年に刊行されて以来、厳密に非売品管理をしてきた為に琉球古美術を扱う業者のいわば「虎の巻」として引っ張りだこになっていた図録が遂に一般販売されることとなったのは、同好の士にとっては待ちかねていた大きなチャンスかもしれない。

編集協力:池宮正治・田名真之・津波古聡・盛島高行


ご購入は下記URLより。
https://gajumarubook.jp/?mode=cate&cbid=1392317&csid=0


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Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 18:32│Comments(0)お知らせ美術・芸術・工芸
 
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