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2011年06月16日

琉球官話課本の研究



 瀬戸口律子著 
 冊封体制下の琉球王国において中国との外交・通商関係をにない、国内体制をととのえ、中国文化を琉球発展の為に導きいれるために必要なことのひとつが、中国官話を自由にこなすことのできる要員の育成であった。『百姓官話』『学官話』『官話問答便語』等はその為のテキストであり、中国語学、琉球語の研究の基礎文献である。琉球官話で用いられている中国語の性格やその内容を語学的に明らかにした著者畢生の書である。(大東文化大学特別研究助成金出版)
   
〈目次(抄)〉

序に代えて・・・・琉球大学名誉教授 上里 賢一
まえがき
凡例

序論
  1.研究の目的と意義
  2.研究の範囲
  3.琉球と中国
  4.主な先行研究

第1章 琉球官話課本の成立時期と種類
  1.1 琉球官話と琉球官話課本
  1.2 琉球官話課本の種類と分類
  1.3 琉球官話課本の成立時期

第2章 琉球官話課本の内容と構成
  2.1 『官話問答便語』
  2.2 『白姓官話』
  2.3 『学官話』(別名『尊駕』)
  2.4 『廣應官話』
  2.5 『琉球官話集』
  2.6 『琉球二字官話集』

第3章 琉球官話課本の言語―音韻篇
  3.1 『官話問答便語』『白姓官話』『学官話』の音韻
  3.2 『廣應官話』の音韻
  3.3 『琉球官話集』『琉球二字官話集』の音韻

第4章 琉球官話課本の言語―語彙篇
  4.1 『官話問答便語』『白姓官話』『学官話』の語彙
  4.2 『廣應官話』の語彙
  4.3 『琉球官話集』『琉球二字官話集』の語彙

第5章 琉球官話課本の言語―文法篇
  5.1 『官話問答便語』『白姓官話』『学官話』の文法
  5.2 『廣應官話』の文法
  5.3 『琉球官話集』『琉球二字官話集』の文法

第6章 結論
  6.1 琉球官話課本の言語
  6.2 久米村の官話教育
  6.3 琉球官話課本に見る琉球の中国語教育

付論  琉球官話課本について-『官話問答便語』と『学官話』の言語比較を中心に-
 要旨
  1. はじめに
  2. 琉球官話課本の分類と編纂時期
  3. 『官話問答便語』と『学官話』の内容
  4. 『官話問答便語』と『学官話』の言語比較
  5. おわりに

参考文献

人名・書名・事項索引
語彙索引

   A5判、上製、函入
   定価(本体9,500円+税)  

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2011年06月16日

官話問答便語全訳

 
 
 瀬戸口律子著 
 琉球の官話テキストの中でも最も豊富な資料性をもった課本の全訳注。言語学のみならず、民俗学・歴史学の側面からも貴重な史料である。天理大学附属天理図書館蔵本の全影印を収録。(大東文化大学特別研究助成金出版)

〈目次〉

序に代えて・・・・元大阪市立大学教授 宮田 一郎
まえがき
凡例

1.官話を学ぶ/2.客を接待する/3.お墓参りの準備
4.体調不良/5.会食/6.正月の行事/7.入浴を楽しむ/8.床屋でのおしゃべり
9.害虫/10.換金する/11.本の価格を値切る/12.芝居見物
13.「迎春」の行事/14.雑用を指示する/15.宿舎のねずみを退治する/16.筆や硯を買う
17.学習の心構え/18.お寺の仏像や精進料理/19.接貢船到着/20.宿舎の環境と悩み
21.春の天候と健康管理/22.買物/23.琉球の制度/24.人生訓
25.屈原を偲ぶ行事/26.災いを絶つ/27.外出でイライラを解消/28.祭りの見物
29.建物/30.親族の呼称/31.七夕/32.人としての道
33.廟の行事/34.中秋節/35.誕生日の贈物/36.葬儀に参列
37.重陽節/38.凧揚げ/39.吝嗇に対するいましめ/40.冬至と湯圓
41.寒い日の過ごし方/42.兵の訓練/43.年越しのしたく/44.かまどの神
45.大晦日

琉球官話課本の成立時期に関する考証
附録―『官話問答便語』写本(天理大学附属天理図書館蔵)

   A5、上製、凾入、298頁
   定価(本体8,000円+税)  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 15:23Comments(0)言語

2011年06月16日

学官話全訳


 
 瀬戸口律子著 
 琉球から中国へ渡った琉球人の為の会話テキスト。18世紀の中国と琉球の交流が生々しく甦る。天理大学所蔵本の全影印も収録した。(大東文化大学特別研究助成金出版)

〈目次〉

序に代えて・・・・元大阪市立大学教授 宮田 一郎
まえがき
凡例

1.訪問/2.鼓山に遊ぶ/3.請願/4.文化・習慣の違い
5.望郷/6.報告/7.挨拶/8.来客
9.官話学習/10.約束/11.贈り物/12.官吏たちの動向
13.琉球の状況を説明/14.夏の夜/15.墓参り/16.身体の不調
17.夜更かし/18.見学の誘い/19.中国官吏との対話/20.航海と進貢品
21.二人の琉球人/22.用むきをたずねる琉球人/23.帰国依頼/24.南京船の漂着
25.出会い/26.病気/27.家の修繕/28.食糧問題
29.借金/30.会見申し出/31.遊びの候補地選び/32.品物の受け取り
33.憂さ晴らし/34.商人のかけひき/35.廟の式典/36.招待状
37.通貨/38.教授依頼/39.公事と蘇州の状況/40.屋根の修理
41.留学生の決意/42.ある夜の出来事/43.琉球の青年をからかう中国人
44.3月3日の行事/45.学習生活①/46.学習生活②/47.学習生活③/48.学習生活④
49.病気診察/50.お礼の気持ち/51.子供たちへの忠告/52.友人宅で
53.洗濯日より/54.色々な質問/55.学習方法と冊封/56.衣替えと火の用心
57.茶の取引/58.大工へのおつかい/59.雨/60.祭(元宵節)見物
61.祭(端午節)見物/62.祭(七夕)見物/63.祭(中秋節)/64.祭(重陽節)
65.巾着切り防止/66.福州の習慣/67.大晦日の年越し準備/68.正月の様子
69.酒の飲み方/70.言い争い/71.家屋について/72.霧と瘴気
73.かびと掃除/74.異郷/75.大志/76.散髪
77.壁に耳あり/78.接待/79.良い人とは/80.人と人とのつき合い
81.孝行/82.鳥の習性/83.陰と陽/84.鐘と太鼓
85.忠告を聞く/86.真の学問がある人/87.文字を知らない/88.「家屋」の内外
89.服と家具/90.外出①/91.外出②/92.子供たちへの怒り/93.感謝

附録―『学官話』写本(天理大学附属図書館蔵)

   A5、上製、凾入、264頁
   定価(本体6,800円+税)  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 15:20Comments(0)言語