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2014年04月21日

柳下 換著 沖縄平和学習論―教えることを手がかりにして―


 
 柳下 換(やぎした かん)著
 戦後も70年にあと1年、沖縄の教育現場での平和教育の行き詰まりが指摘されるようになったのはいつ頃からであったろうか。時代は閉塞感にあふれ、戦争の賛美や軍備強化論が幅をきかす様になり、平和とは何かが強く問われる状況である。
 本書は今日の沖縄をつくり出した根源である薩摩による琉球支配の実像を解き明かそうとする著者と、市民との共同作業を通して平和とは何かを追求し、「学ぶ」ことの意味を、国家や公権力から自立した活動のなかから追い求めた新しい提案の書である。

目次

序章
第1章 自己紹介
第2章 教えることとは、どういった意味なのか
第3章 「教える」「学ぶ」の関係性について
第4章 「何を教えるのか?」、「なぜ、『平和』を教えるのか?」
第5章 科学的な思考
第6章 授業書『薩摩侵入後(近世琉球)の琉球において石高制は機能したのか』
第7章 「平和」について学ぶために、「沖縄」を学習リソースとした意味は?
第8章 沖縄に関する気になることは?
第9章 「暴力」とは何か?
第10章 授業書案の検討
第11章 模擬授業 まとめ

まとめにかえて
沖縄をリソースとした平和学習をつくり、授業を行うことの意味

   A5、231頁
   定価(本体2,800円+税)

*著者紹介*
柳下 換(やぎした かん)
1957年、横浜市生まれ鎌倉育ち、大学卒業後、2年間ほどの高校・小学校教員を経て、
1984年から鎌倉地域教育センター代表、1996年より鎌倉・風の学園学園長、
2009年からは横浜市立大学非常勤講師を兼務。著書・論文多数執筆。
  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 16:42Comments(0)社会科学