2016年12月29日
本日発売!! がじゅまるブックス12 琉球独立への視座―歴史を直視し未来を展望する
里 正三著
2010年4月に国連人種差別撤廃委員会は、「沖縄における軍事基地の不均衡な集中は、住民の経済力、社会的及び文化的権利の享受に否定的な影響があるという現代的形式の差別に関する特別報告者の分析を改めて表明する(第2条及び第5条)」とし、次いで2014年9月には「日本が、その立場を見直し、琉球を先住民族として承認することを検討し、また彼らの権利を保護するための具体的な措置をとることを勧告する」としている。「琉球処分」という併合前には国家を形成していたという点で、アイヌ民族よりもはるかに先住民族の権利を有する琉球列島の人々に対して、軍事植民地として継続するために「先住民族の権利」を認めない日米政府は「ならず者国家」である。
〈目次〉
はじめに
1 世界経済の仕組み
2 成長路線の限界
3 日本型システムの問題点
4 民主主義と社会参加
5 「日本復帰」への考察
6 中国脅威論
7 戦争を考える
8 目指すべき琉球社会
9 新生琉球の経済政策
10 正義は我が方にあり
A5判、130頁
定価(本体900円+税)
*著者紹介*
里 正三(さと しょうぞう)
1949年 大阪市生まれ。(祖母と叔母が加計呂麻島の出身)
1968年3月 大阪府立北野高校卒業
1975年 沖縄に移住。金武湾反CTS闘争に参加
1976年 法人企業設立 代表取締役(現在に至る)
琉球民族独立総合研究学会会員
命どぅ宝!琉球の自己決定権の会会員
琉球民族独立総合研究学会誌『琉球独立学研究』創刊号(2014年10月)に
論文『琉球独立は民主主義の必然』を掲載
『分権・独立運動情報』誌(1977年創刊~1979年10月6号)に関わる
会社経営の傍ら市民運動、平和運動に参加
元大学非常勤講師(琉球大学、沖縄国際大学)
Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 16:59│Comments(0)
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