2020年12月04日
本日発売!! がじゅまるブックス16 石川文洋 フォト・アイ ベトナム戦争と沖縄

石川文洋著
ベトナム戦争が激化する中、1965年から68年にかけて戦場の最前線を駆け抜け、その実像を広く世に問うてきた著者が精選したベトナム戦争の記録と、ベトナム戦争に深く関わらざるを得なかった故郷沖縄の現実を活写する。
ベトナム以後も沖縄の基地はそこに住む人々の意思に反して強化され、アフガン戦争や中東紛争の後方出撃拠点として機能し続けている。なかんずく、普天間基地撤去の声をすりかえて、辺野古に新たな海兵隊基地をつくろうとする日米両政府の動きは、粘り強い市民の抵抗によって大幅に遅れ、更に様々な問題が吹き出しているが、石川文洋の眼は、辺野古の現場の闘いの中に、ベトナムの民衆の闘いと同じ想いを見出している。沖縄がベトナム戦争の様に再び戦争の軍事拠点となることを拒否する為に何をなすべきかを、この写真集は問うているのだ。
A5判、110頁、並製(糸かがり)、収録写真全99点(内カラー14点)
定価(本体1,300円+税)
*著者紹介*
石川 文洋(いしかわ ぶんよう)
1938年、沖縄県那覇市首里に生まれる。
4歳で本土へ移る。現在は、長野県諏訪市に居住。
1964年 毎日映画社を経て、香港のフォーカス・スタジオに勤務
1965年1月~1968年12月 フリーカメラマンとして
南ベトナムの首都サイゴン(現ホーチミン市)に滞在
1969年~1984年 朝日新聞社カメラマン
1984年~ フリーカメラマン
主な著作
『ベトナム解放戦争』(ベトナムに写真集を贈る運動委員会)1977年
『写真記録ベトナム戦争』(すずさわ書店)1980年
『石川文洋写真集 琉球舞踊』(創和出版)1987年
『戦場カメラマン』『報道カメラマン』(朝日新聞社)1986年、1991年
『放浪カメラマン 酒と旅の人生』(創和出版)1995年
『沖縄・我が故郷』『世界の美女』『ベトナム報道35年』(ルック)1998年
『90日間地球一周船の旅』(ルック)1998年
『戦争はなぜ起こるのか 石川文洋のアフガニスタン」(冬青社)2004年
『日本縦断 徒歩の旅―65歳の挑戦』(岩波書店)2004年
『カラー版 ベトナム 戦争と平和』(岩波書店)2005年
『アジアを歩く』(枻出版社、灰谷健次郎氏との共著)2007年
『私が見た戦争』(新日本出版社)2009年
『沖縄の70年』(岩波書店)2010年
『まだまだカメラマン人生』(新日本出版社)2010年
『命どぅ宝・戦争と人生を語る』(新日本出版社)2012年
『基地で平和はつくれない 石川文洋の見た辺野古』(新日本出版社)2016年
『旅する心のつくりかた』(サンポスト)2017年
『戦場カメラマン』(筑摩書房)2018年
『報道カメラマンの課外授業』4冊同時出版(童心社)2018年
①戦争はどう報道されたか
②沖縄・戦いはいまも続いている
③ベトナム・未来へ語り継ぐ戦争
④命どぅ宝・戦争はなぜ起こるのか
『ベトナム戦争と私』(朝日新聞出版)2020年 他
Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 16:48│Comments(0)
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