2015年04月22日
本日発売!! 島惑ひ 私の 石川為丸遺稿詩集
石川為丸遺稿詩集刊行委員会編
「さよなら日本、さよなら東京」の想いを胸に沖縄に移り住んで20年余、「転戦するメディア 詩の新聞」をうたう「パーマネントプレス」を自らの足場とし、基地の島から沖縄問題や作品批評を精力的に発信し続けた著者の、突然の死によって残された詩篇を集成した追悼の遺稿詩集!!
A5判、上製、120頁
定価(本体2,000円+税)
附録:がじゅまる通信
70年代の激動を生きた青年群像とその思想の内実を執拗に問い続けた詩人の「果たされなかった思い」・・・・・。
――――――――――――――――――――――――――
果たされなかった思いと、そのうつくしい過誤が、
にぎわしくいきかふ、そんな市が立つのを見とどけるのは、
(死者のほうへ、廃墟のほうへ、吹き抜けて、
わたしだけの死語をひきだそう)/
わたしの惑ひをはしらせた この島から(島惑ひ 私の)
――――――――――――――――――――――――――
がじゅまる通信 No.77 執筆者
若井文恵、佐々木 薫、上間常道、上高徳弘、芝 憲子、
西銘郁和、平敷武蕉、河合民子、武石和実
*著者紹介*
石川 為丸(若井 信栄)
1950年生る。
横浜国立大学教育学部卒。
1970~72年頃沖縄に住み、1995年頃より再来沖。
予備校講師をしながら詩人活動を展開。
詩紙パーマネントプレスを発行、1975年に第一詩集
『稜線の彼方まで蝶を散らし檄をはなつ初夏』
(浦辺明彦詩集)を皮切りに1999年第6詩集『海風 その先』(石川為丸詩集)まで
6冊の詩集を刊行。
2014年11月急死。
Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 17:34│Comments(0)
│文学・エッセイ