2018年07月28日
攻防拳法 空手道入門 普及版 待望の第2版 只今、発売中!!
摩文仁賢和・仲宗根源和著、摩文仁賢栄解説
首里手の東恩納寛量、那覇手の糸洲安恒を師として糸東流を創設した拳聖摩文仁賢和と、沖縄空手を全国に普及せんと奮闘していた仲宗根源和が、空手の総合的テキストとして昭和13年に出版した名書の復刻版。本書は糸東流が日本空手界の3大流派の一つとして大きく発展していく上での基礎を作ったといえよう。
本書においては、空手の歴史、その価値をふまえた上での空手道修練の諸段階を多数の図版でわかりやすく説明し、とりわけ平安二段・三段については型の概説、手段、その分解、各動作の特徴、そしてこれらをふまえた上での組手の研究まで詳細に解説している。
糸東流はもとより、日本空手道の歴史とその発展の根元にあるものは何かを追求する時、本書はその原点となるであろう。
〈目次〉(抄)
第一章 日本精心と武道教育
第二章 日本武道としての空手道
第三章 国民強化の良資料
第四章 体育としての空手道
第五章 武育及び気育法としての空手道
第六章 空手の起源に関する考察
第七章 空手の流派及び型の意義
第八章 型の名称・種類及び意義
第九章 組手及び防具の問題
第十章 空手道修行者の心得
第十一章 拳の握り方と足の立ち方
第十二章 補助運動具と鍛錬法
第十三章 平安二段の型の手数
第十四章 型の分解説明と研究法
第十五章 補習的研究諸問題
第十六章 平安三段の型の手数
第十七章 型の分解説明と研究法
第十八章 補習的研究諸問題
解題・・・摩文仁賢栄
A5判、並製、220頁 (2018年7月発売:普及版第2版)
定価(本体2,500円+税)
※2006年の発売以来、好評のため長い間品切れとなっておりました
『攻防拳法 空手道入門 普及版』(小社刊)の第2版として、ようやく今年
増刷することが出来ました。第2版も、本の中身は普及版と全く同じです。
ご希望の方は、お早めにどうぞ。
※著者、解説者紹介※
摩文仁 賢和(まぶに けんわ)【1889年~1952年】
首里に生まれる。糸洲安恒・東恩納寛量に師事し、又多和田流のサイを習う。
1917年、唐手研究会を結成。1934年、糸洲・東恩納両師の頭文字をとって
「糸東流」を名乗り、その開祖となる。
著書 『攻防自在 護身術空手拳法』(1934年)・・・小社刊の復刻版、現在、在庫有。
『攻防自在 空手拳法十八の研究』(1934年)・・・小社刊の復刻版、現在、在庫有。
『攻防自在 護身拳法空手道入門』(1935年)・・・普及版の第2版 只今、発売中!!
仲宗根 源和(なかそね げんわ)【1895年~1978年】
沖縄県本部間切渡久地村に生まれる。1915年沖縄師範卒。
東京で堺利彦らの社会主義運動に参加。
1933年頃から空手関係書の出版を手がける。
戦後は、沖縄諮詢会委員、沖縄民政議会議員を勤める。
著書 『沖縄から琉球へ』(1973年)
摩文仁 賢栄(まぶに けんえい)【1918年~2016年】
1918年、摩文仁賢和の長男として沖縄県首里市に生まれる。
幼少より父賢和の指導を受け、1952年、糸東流二代目を継ぐ。
1969年、全日本空手道連盟設立とともに中央資格審議員、
世界空手道連盟審査員を務める。
1984年、日本武道協議会より武道功労賞受賞。
1993年、世界糸東流空手道連盟を設立し、総裁に就任。
日本空手道糸東会宗家として、空手道の普及に努める。
著書 『空手道』(1965年)、『テクニック空手』(1979年)、『武道空手への招待』(2001年)
『空手道教範』(1968年)・・・小社刊の昭和16年増補版の復刻版、現在、在庫有。
Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 13:52│Comments(0)
│空手・古武道