てぃーだブログ › 沖縄本・新書・古書・古本|榕樹書林のブログ(宜野湾市) › 戦後史 › 「島ぐるみ闘争」はどう準備されたか―沖縄が目指す〈あま世(ゆー)〉への道

2013年11月22日

「島ぐるみ闘争」はどう準備されたか―沖縄が目指す〈あま世(ゆー)〉への道

「島ぐるみ闘争」はどう準備されたか―沖縄が目指す〈あま世(ゆー)〉への道

 森 宣雄・鳥山 淳編著 
 不二出版刊
 沖縄で1950年代にわき起こった「島ぐるみ闘争」は、どのようにして生み出されたのか、そして今日の超党派による基地反対運動は、その歴史経験をどのように受け継いでいるのか。
 人民党と非合法共産党の中心的メンバーだった故・国場幸太郎氏の足跡を中心に、運動を担った人々の姿を振り返り、その歴史的な意義を考える。

第Ⅰ部 「オール沖縄」平和・自治運動の起源
   第一章 沖縄平和・自治要求運動のかつて・いま・
         これから
   第二章 「島ぐるみ闘争」はどう準備されたか―島人・
         農民・母たちと革命家

第Ⅱ部 沖縄の人びとの歩み―戦世から占領下のくらしと抵抗

第Ⅲ部 人との出会い 伝え継ぐこと
   生きる―夫・林義巳のこと・・・林 京子
   オンリー・イエスタデイ―1950年代沖縄と国場幸太郎・・・長元朝浩
   東京沖縄学生と国場幸太郎さん・・・由井晶子
   いわゆる「国場事件」をめぐって・・・新川 明
   国場幸太郎さんのこと―「封印」が解かれるまで・・・新崎盛暉
   明晰な人―国場幸太郎の帝国主義論・・・冨山一郎
   民衆の飢えと哀しみの中を歩んだ人―国場幸太郎さんと松田清さん・・・森 宣雄
   金澤幸雄さんと金澤資料について・・・加藤哲郎

   A5判、並製、288頁
   定価(本体1,800円+税)


同じカテゴリー(戦後史)の記事

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 14:02│Comments(1)戦後史
この記事へのコメント
本書を通読したあと、再度、鳥山 淳「占領下沖縄における「団結」の創造――変転する状況の中の国場幸太郎」(第Ⅱ部 補論)の淡々とした記述を読み返すと、起点や創造のきらめきが見えてきます。12月23日には出版記念シンポジウム:「島ぐるみ闘争」はどう準備されたか;国場幸太郎と沖縄・歴史の自立(主催 出版記念シンポジウム実行委員会)があります。
日時:2013年12月23日(月・祝)午後3時~6時
場所:タイムスホール(那覇市久茂地2-2-2 沖縄タイムスビル3F)
資料代:500円
Posted by 小林淳子(不二出版) at 2013年11月22日 17:46
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。