本日発売!! 下野敏見著 トカラ列島の民話風土記 

沖縄本といえば榕樹書林

2020年03月16日 11:33

 
 下野敏見著
 装幀・挿絵=永松美穂子
 鹿児島の民俗学研究のレジェンドたる下野敏見先生が、足で採集したトカラ列島の島々の民話を美しい挿画と共に提供する、いわば下野民話学のトカラを愛する人々への贈り物の玉手箱。
 島の人々の日常生活の中で伝えられ、あるいはつくられ、現実の生活としっかり結びついている民話の数々・・・、それは生きている民話そのものであり、島の生活の直接の反映である。
 本書はその内容に鑑み、中学生以上の子供達から大人までがゆったりと読める様に編集した。又、松永美穂子先生による挿画は全て原色刷りとし、見て美しく読んで楽しい本に仕上げた。

〈目次〉(抄)

一、口之島
クジラどんとジキリどん 他14篇

二、臥蛇島
山姫じょと天狗どんのおどし 他7篇

三、中之島
泉どんと川の人 他16篇

四、平島
風呂たきのコケロクハヤシ 他11篇

五、諏訪之瀬島
大噴火とトンジュウ 他14篇

六、悪石島
二十三夜様 他19篇

七、小宝島
小宝島のネズミと猫、妖怪 他8篇

八、宝島
フュージゴロの水くみ 他16篇

   A5判、並製、273頁 
   ※各民話ごとに、1頁大の原色の美しい挿画が入っています。
   定価(本体2,500円+税)

*著者紹介*
下野 敏見(しもの としみ)
1929年鹿児島県知覧町生まれ。
1954年鹿児島大学卒業。
鹿児島県内各地の高校教員を経て、鹿児島大学教授、
鹿児島純心女子大学教授等を歴任。
第1回柳田国男賞、第52回南日本文化賞受賞。
『ヤマト・琉球民話の比較研究』(法政大学出版局)
『南西諸島の民俗』(法政大学出版局)他、著書多数。
近年、南方新社より『南日本の民俗文化』全25巻を刊行した。

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