本日発売!! 長見有方写真集 御嶽巡歴(うたきじゅんれき)

沖縄本といえば榕樹書林

2019年03月12日 00:00

 
 長見有方著
 (本書序文より)この写真集は、執拗なまでに御嶽の森にこだわり、それ以外のものには、ほとんどレンズを向けていない。あるのはただクバ、ガジュマル、アコー、ヤラブといった南方系の木々の鬱蒼とした茂り、巨怪な枝の乱舞、それが抱え込んでいる神秘の闇だけだ。
 御嶽の奥まった所に、イビという場所がある。神女しか立ち入ることのない、いわば至聖所である。長見氏の目はそこまでも届いている。
 森以外には眼を向けない、森に取り憑かれたかのような長見氏のあり方は、決して奇矯ではなく、むしろ御嶽の写真の本道に沿ったものであることを強調しておきたい。by 岡谷公二(跡見学園女子大学名誉教授)

   サイズ:変形:280mm×225mm、上製・カバー付
   ダブルトーン印刷、112頁
   定価(本体2,700円+税)

*著者紹介*
長見 有方(おさみ ありかた)
1947年 北海道生まれ。
1969年 東京綜合写真専門学校卒業。(長野重一ゼミ)

〇個展〇
1970年 『ヒロシマ・残照』(銀座ニコンサロン)
2013年 『聖域の森』(アルトゲットギャラリー、ベオグラード)

〇写真集〇
2006年 『銀の翳り』 私家版




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