沖縄本・新書・古書・古本｜榕樹書林のブログ（宜野湾市）

1970年代、竹中労を中心とするグループによって沖縄の島唄が精力的に日本で紹介され、その後の島唄ブームの基盤が作られた。今回、その一連のライブを記録し、当時評判となったLPが日本コロムビアからCD盤全10タイトルとして甦った。監修は岩永文夫・知名定夫、解説が竹中労・岩永文夫である。竹中労は言うなれば革命的ボヘミアンとでも呼ぶべき奇人の1人だが、琉球民謡を深く愛し、その生の姿を本土に紹介した第一人者である。岩永文夫さんはその盟友としてイベントやレコード製作の実務を取り仕切り、今回の復刻CDの中心となった。知名定夫さんは言うまでもなく、復帰後の琉球民謡の新しい運動を牽引してきた中心的唄い手である。
　当社榕樹書林から3冊の本を出していただいている知名定寛さんは定夫氏の弟君だが、日比谷野音のコンサートにも参加したという。
　岩永文夫さんは当店の古くからの顧客でもあり、友人でもあるが、今回のCD盤についての氏の熱い想いを受け、当店でも販売に協力することとなった。製作枚数もかなり少ないと聞く。事実上の限定版といってよいようである。1970年代琉球民謡の熱気を感じ取って頂きたい。

　　定価　各巻2,300円＋税　
　　7月23日発売　6タイトル　
　　8月20日発売　4タイトル
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