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2024年02月27日

店舗移転のお知らせ

Twitterでは告知済みですが、ブログの存在を失念しておりました。
この度、移転先が無事定まりましたので、2/29をもって、現在の店舗での営業を終了致します。
新店舗での営業は4/1、店舗営業時間が12時からを予定しております。

また、開店セールを行います。期間は4/1~5/31までとなります。
古書のみ2割引にて販売致します。ご来店お待ちしております。


なお、現在地での事務所としての営業は3/14までを予定しております。
3/14までは納品、発注等は今現在の住所、連絡先へお願い致します。


3/15からは電話番号、FAX番号も変更致しますので、ご注意くださいませ。

新店舗連絡先
〒901-2215 沖縄県宜野湾市真栄原3-8-3 大光ビルⅢ-203
TEL:098-943-7991 FAX :098-943-7274
店舗営業時間 12:00~19:00
定休日:日曜・祝祭日




  

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2024年02月27日

弊社刊 故真栄平房昭著『琉球海域史論』、第41回東恩納寛淳賞受賞

長年琉球史研究の発展に貢献してきた、故真栄平房昭氏に哀悼の意を捧げるとともに、
東恩納寛淳賞の受賞を喜ばしく思います。

『琉球海域史論』は病床に臥した真栄平氏を励ますため、2020年に発刊した論文集です。
21年には伊波普猷賞を受賞しております。
贈呈式は3月13日18時30分より、那覇市泉崎の琉球新報ホールにて。







琉球新報デジタル版URL
https://ryukyushimpo.jp/?s=%E7%9C%9F%E6%A0%84%E5%B9%B3%E6%88%BF%E6%98%AD

弊社ネットURL
https://gajumarubook.jp/?mode=srh&cid=&keyword=%CE%B0%B5%E5%B3%A4%B0%E8%BB%CB%CF%C0

  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 17:48Comments(0)歴史

2023年12月29日

*年末年始休業のお知らせ*





平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、年末年始の休業を下記の通りご案内させていただきます。

休業期間 2023年12月30日(土) ~ 2023年1月3日(水)

上記期間は、ネットショップの対応業務も休止致します。
尚、ご注文およびメールでのお問い合わせは通常通り受け付けておりますが、
発送および返信は1月4日(木)以降となります。
何卒ご了承くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
    

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 18:15Comments(0)

2023年12月28日

弊社刊 茂木仁史・古波蔵ひろみ著『首里城の舞台と踊衣裳』令和五年度本田安次賞受賞

共著者のうちの一人、茂木仁史先生が令和五年度本田安次賞を受賞いたしました。
一連の研究から首里城の舞台と芸能の関係等を明らかにし、それを評価され受賞いたしました。

授賞内容:
 著書『首里城の舞台と踊衣装』
       (榕樹書林(「踊衣装」の章は古波蔵ひろみ著)、2023年2月)
 及び、 
 論文「首里城の「御城舞台」と「火花」」
        (『藝能』第29号、2023年3月



沖縄タイムス掲載2023.12.28、琉球新報掲載2023.12.27

民俗芸能学会HP
https://www.minzokugeino.com/

弊社ネットショップ
https://gajumarubook.jp/?mode=srh&cid=&keyword=%CC%D0%CC%DA%BF%CE%BB%CB  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 19:02Comments(0)琉球弧叢書

2023年12月11日

2023年12月07日

がじゅまるブックス19 『原郷のニライカナイへ』 本日より販売開始!

〈久高島の民俗グラフィティ〉 がじゅまるブックス⑲



須藤義人著(沖縄大学教授)
 十二年に一度の琉球王国成立に関わる祭祀としてのイザイホーは、一九七八年をもって中止となり、その後も再開には至っていない。祭祀をになう神人のにない手が過疎に伴って不在となったことによるものだが、イザイホーをめぐる議論は今もなお熱く続いている。それはそれとしても、イザイホーが中止になったとはいえ、久高島には今も多くの人が住み、それ以外の祭祀を黙々と受けつぎ、島の発展の為に力を尽して生きている。
 本書は最後のイザイホーの後、島の人々がいかに島の生活を祭祀と共に生きてきたのかを淡々と記録するとともにその聖なる領域との魂の交感をうたい上げ、島の未来への希望を記した映像民俗学のマニフェストである。
 写真六五点は島の人々の祭祀と生活を余すところなくとらえ、久高島がなにゆえに「聖地」なのかを読者に提示してくれるであろう。

A5判、並製、116頁、写真図版65点, 定価1,320円(本体1,200円+税)


~目次~
はじめに  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
1 海と島の思想 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
2 里海と里森の世界観 ・・・・・・・・・・・・7
3 久高島の宇宙観 ・・・・・・・・・・・・・・・14
4 御嶽信仰―神界と人界の境界  ・・・・22
5 水神信仰・農耕儀礼  ・・・・・・・・・・・・32
6 来訪神信仰 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
7 他界信仰 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48
8 オナリ神とエケリ神 ・・・・・・・・・・・・・ 60
9 生きるよすがとしての生態智 ・・・・・・・74
10 霊性のコモンズと死生観 ・・・・・・・・・ 91
おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107



~著者プロフィール~
一九七六年横浜に生る
早稲田大学社会科学部卒
沖縄県立芸術大学大学院を経て
現在沖縄大学教授
宗教哲学、映像民俗学
著書、映像作品多数

  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 19:01Comments(0)がじゅまるブックス

2023年12月07日

観宝堂編『沖縄の古陶』『八重山の古陶』『琉球王朝の書画』取り扱い開始!

琉球古美術の第一人者、観宝堂吉戸氏によって編纂された非売品3点を弊社より一般販売する事に致しました。
また、この3点以外にも琉球・沖縄の美術・工芸品に関する図録(古書扱い)などが多数入荷しております。
この機会にぜひご検討くださいませ。



『沖縄の古陶』



24×25.2、並製、180頁、カラー図版269点、税込4950円
 沖縄の古陶は一部の熱狂的なファンに支えられ高い評価を得てきたが、不明な事が多く、どこの誰のものなのか、いつの頃のものなのか、錯綜した状況が長く続いてきた。
この状況に一石を投じたのが一九七一年、那覇に店を構えた「古美術観宝堂」であった。
 沖縄で初めての本格的な古美術店として、とりわけ「やちむん」の評価について他の追随を許さない確かな「眼」をもって新しい市場形成を主導してきたのである。
 本書は観宝堂主人、吉戸直氏が収集した琉球沖縄の古陶を、その産地、年代等を明示し、やちむんを愛する人々に「眼」の基準を提供する。写真も古美術品撮影のプロによって美しく、かつわかりやすいものになっている。
 本書は沖縄古陶収集の最も信頼できるガイドブックとして高い評価を得ていたが、厳密に非売品として扱われてきたものを、吉戸氏の病気に伴い閉店するにあたって広く一般に提供することとなったものである。
 市販部数90部となる。尚、本書は並製版となる。上製凾入の特装本については古書扱いで販売致します。


目次(抄)
沖縄古窯地図
図版 焼く/造る/彩る/描く
  巧み/食と酒/祈る
焼きもの雑考―大嶺実清
沖縄の古陶 細部拝見
沖縄の古陶年表
参考文献


『八重山の古陶』



A4判、並装 160頁、オールカラー写真図版109点 税込3,850円



 八重山の古陶とは何か、このことを各美術館・博物館の協力をもとに古美術観宝堂・吉戸直氏が大系的に八重山古陶をとらえなおし、図版を集大成し、かつ八重山古陶を再評価したのが本書である。ここに八重山の古陶器は明確な姿をもって琉球古美術の世界にたちあらわれたといっていいであろう。いわば独自の美意識のもとで分立を宣言したのである。
 この図録は観宝堂・吉戸氏の長年にわたる古美術を見る眼の凝縮された結実というべきものである。
 非売品であったが為にごく一部の人しか眼にすることのなかった図版が今ここに開放されたのだ。

〈本書協力施設〉
沖縄県立博物館/石垣市立博物館
諸見民芸館/那覇市立壺屋焼物博物館
早稲田大学會津八一記念博物館
八重山古陶研究会/丹尾安典教授

八重山古陶名品撰
八重山古陶の器底
八重山古陶年表



『未公開作品による琉球王朝の書画』



 A4判、並製、オールカラー、150頁、税込3,850円
 琉球王朝の絵画13点、書57点


 琉球の書画は、日本と中国の影響を受けながらも独自の美を求めて展開された。それは中国からの冊封使の来琉、あるいは江戸へのいわゆる「江戸立ち」を通して独自の位置を形成してきたといえよう。しかしいわゆる「琉球処分」や過酷な沖縄戦による文化財破壊等によって、その全貌は今もって定かではない。
 本書は琉球古美術の第一人者として誰もが認めている観宝堂吉戸氏の蓄積を全七〇点の図版、それも各品々に押されている印も全て実物大で掲載し、真贋判定にも役立たせる様に配慮している。平成四年に刊行されて以来、厳密に非売品管理をしてきた為に琉球古美術を扱う業者のいわば「虎の巻」として引っ張りだこになっていた図録が遂に一般販売されることとなったのは、同好の士にとっては待ちかねていた大きなチャンスかもしれない。

編集協力:池宮正治・田名真之・津波古聡・盛島高行


ご購入は下記URLより。
https://gajumarubook.jp/?mode=cate&cbid=1392317&csid=0  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 18:32Comments(0)美術・芸術・工芸お知らせ

2023年12月06日

2023年11月16日

12/10(日)15時よりジュンク堂書店那覇店にて『原郷のニライカナイへ』発売記念トークイベント開催のお知らせ

12/10(日)15時より『死を想いつつ、生を紡ぐこと』と題しましたトークイベントを開催致します。
対談者は、須藤義人 (著者・沖縄大学人文学部教授)×大下大圓 (飛騨千光寺長老・沖縄大学客員教授)です。
このトークイベントは12月9日発売予定の須藤義人著『原郷のニライカナイへ 琉球の魂の聖地・久高島』の刊行を記念しております。
お近くへお越しの際は、お立ち寄りいただけますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。

【日時】
2023年12月10日日曜日 15:00~(1時間程度)
【場所】
ジュンク堂書店那覇店地下1階イベント会場
※ご参加は無料でございます。

イベントに関するお問い合わせは、小社(TEL:098-893-4076)もしくはジュンク堂書店那覇店(TEL:098-860-7175)まで。



  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 18:09Comments(0)お知らせ

2023年10月27日

『国立台湾大学図書館典蔵 琉歌大観』完結、4巻販売開始のお知らせ     及び既刊本価格変更のお知らせ

『国立台湾大学図書館典蔵 琉歌大観』4巻(最終巻)が沖縄に到着しました。
本日より販売開始いたします。
B5判、394頁、本体価格7000円(税込7700円)

~既刊本価格変更のお知らせ~
申し訳ございませんが、円安による仕入れ値upに伴い、
下記書籍8点の価格をそれぞれ本体価格7000円に変更致します。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

『国立台湾大学図書館典蔵 琉歌大観』1~3巻
『国立台湾大学図書館典蔵 琉球関係史料集成』1~5巻



  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 18:17Comments(0)歴史文学・エッセイ

2023年10月19日

近日発売開始! 『校註 尚家本『喜安日記』』

森 威史 編著
校註 尚家本 喜安日記
琉球国尚寧王の駿府・江戸参府の年譜と史料


1609年(慶長14年)薩摩島津軍が琉球侵攻
琉球唯一の同時代史料を綿密に校訂・註記し、合せて「喜安日記」に関連する諸史料を収録

 1609年(慶長14年)、島津三千の精強軍が琉球を襲い占領し、時の国王尚寧はとらえられ、薩摩に連行され、島津支配への屈服を強制され、起請文を書かされるとともに、駿府の徳川家康と会見し、更に江戸城では第二代将軍徳川秀忠と会見。その後、再び薩摩に戻り琉球に帰されることとなった。
 この一連のできごとを記した琉球側の唯一の残存史料が「喜安日記」である。著者喜安は堺の人で、琉球の茶道の師として招かれ、尚寧王の側近となっていた人物であり、尚寧王が連行される際にも同道し、それらを詳細に記録していたのである。
 従来「喜安日記」は伊波本と屋良本との二本が知られ、それらをもとにした読み下し本が一般には流布していた。那覇市史や日本国民生活史料集成のものがそれである。当社が「喜安日記」として刊行していたものも同種である。
 2018年、琉球国王尚家の末えい尚衞(しょうまもる)氏から尚家文書が那覇市に寄贈されたが、その中にあった「喜安日記」を元に、従来のものと比較検討し改訂を加えたものに詳細な校註を施したものが本書である。いわば「喜安日記」の定本といっていいであろう。
 又、「喜安日記」に出てくる諸事件に関連する史料を広く収集編纂して、計104点を収録し、著者による尚寧王の駿府での徳川家康との会見を詳しく解明した論考も収めた。

A5判、上製、凾入、358頁(含グラビア4頁・索引9頁)
定価8800円(本体8000円+税)
ISBN978-4-89805-240-2



目次

はじめに
凡例

校註 尚家本『喜安日記』

琉球国尚寧王の駿府・江戸参府の年譜と史料
収録史料 全104本

付載論考 慶長15年琉球国尚寧王の駿府登城

尚家本『喜安日記』索引
人名索引・地名索引・社寺索引



編著者プロフィール
森 威史(もり・たけし)
横浜に生る。国学院大学史学科卒、久能山東照宮博物館副館長他を経て、1983年静岡人類史研究所を創立。所長として活躍するも二〇〇九年退任。現在、静岡文化財研究所学術顧問。



  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 11:31Comments(0)歴史

2023年09月25日

本日発売開始!!  『聞書・中城人たちが見た沖縄戦  津覇にゆかりのある人々を中心に』 沖縄学術研究双書17



久志隆子・橋本拓大著

 中城村津覇は沖縄戦では決して大きな戦場というわけではなかった。とはいえ集落には日本軍の陣地があり、集落民は陣地構築にかり出され、戦闘が始まると様々な形で否応なしにまきこまれていくこととなった。
 戦争から既に七八年、記憶は薄れ様々な事件が忘れ去られてしまうことになりかねない状況の中で集落出身者であることを一つのテコとして、戦争体験者の記憶を聞書という形で引き出した成果が本書である。
 戦争の記憶の多くは悲しみと苦痛を伴うがゆえに、これを封印してしまうことが少なくない。以前は話すことを了としなかった人でも時と共に新たな語りが始まる。以前には応じなかった人が重い口を開くとき、沖縄戦は更に新しい実相として姿をあらわしてくるのである。
 本書は著者の修士論文作成の一環として二〇一七年から二〇二二年にかけて、集落の戦時経験者二〇余名からの聞き書きをもとに製作された。一部は方言のまま文字化されている。証言者は全て写真入りで登場し、地域の人々にとってはすこぶる臨場感のあるものとなっている。
 市町村史編集が盛んな沖縄ではあるが、そこからもれ落ちた証言も少なくないはずである。本書が世代を超えた記憶の継承に役立ってくれれば嬉しい限りである。


A5判、並製、317頁
定価2970円(本体2700円+税)



目次(抄)
序にかえて
 本書執筆の動機と研究の目的
 先行する聞き書き実践や証言集等
第一章 中城村と同村字津覇における沖縄戦のあらまし
第二章 沖縄戦前夜の状況
 第一節 学校生活
 第二節 地域での生活
第三章 沖縄戦中の住民の行動
 第一節 日本本土(熊本)へ疎開した人
 第二節 沖縄本島北部へ疎開した人々
 第三節 南部へ避難した人々
 第四節 中城村(津覇・奥間)に留まった人々
 第五節 捕虜になってから収容所での生活
 第六節 従軍した看護要員、炊事婦、「学徒出陣」
 第七節 外地・テニアンでの戦争体験との比較
第四章 戦後を生きる
 第一節 沖縄戦終戦直後の生活
 第二節 戦後にハウスメイドをしていた女性たちの座談会の記録
 第三節 ハワイに連行された一兵士の家族の戦後の生活、ブラジルへの出移民
第五章 沖縄戦の体験を振り返った体験者 の考えや思い等


久志隆子
1955年 沖縄県中城村に生る
1980年 京都教育大学卒
       中学校で国語教師を勤めた後
2021年 琉球大学大学院博士課程修了

橋本拓大
1966年 埼玉県深谷市生まれ
1984年 埼玉県立熊谷高校卒業
1989年 立教大学文学部史学科卒業
1989年 NHKに記者として入局
2023年 現在NHK国際放送局World News部所属
  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 19:24Comments(0)歴史戦後史沖縄戦

2023年09月25日

ジュンク堂書店古書コーナー移動のご案内

以前よりジュンク堂書店那覇店に古書を出品しておりましたが、今回のジュンク堂改装に伴い地下と2階に棚が分かれていたのが1階に全て移動しております。
場所はイタリアントマト側壁面、以前沖縄関係の文庫・新書が置かれていた棚になります。


  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 18:53Comments(0)お知らせ

2023年07月24日

2023年06月30日

只今発売中!! 沖縄文化への招待 ―歴史・伝統・日常生活の日本語と英語による概説―




宮城信夫著 
本書は沖縄の歴史と文化、日常等を日本語と英語で概説したもので、他府県民のみならず沖縄県民や、琉球王国にルーツを持つ世界のウチナーンチュたちの沖縄への理解を深めるため、独断で選んだ幾つかのキーワードの概説を試みたものである。本書では日常生活の中で県民が話題にする項目を取り上げており、沖縄に興味を持つ読者の手引き書として学習に役立ててほしい。
A4判、246頁

目次(節は省く)
 第1章 歴史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
 第2章 琉球から沖縄へ ・・・・・・・・・・・・・・・87
 第3章 文化・史跡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
 第4章 沖縄県民の日常生活 ・・・・・・・・・・143
 第5章 沖縄の貴重生物 ・・・・・・・・・・・・・・185
 第6章 沖縄戦 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・193
 第7章 米軍統治時代 ・・・・・・・・・・・・・・・・207
 第8章 日本(祖国)復帰 ・・・・・・・・・・・・223
 第9章 沖縄から世界へ ・・・・・・・・・・・・・・・231
  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 19:00Comments(0)その他一般

2023年06月16日

2023年05月12日

境域の近世 書評(琉球新報2023.04.30掲載)


  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 13:44Comments(0)

2023年05月12日

2023年03月22日

2023年03月20日

『境域の近世 慶長戦役後の琉球と薩摩』





 上原兼善(岡山大学名誉教授)著

 一六〇九年(慶長一四年)島津氏は三千の兵を琉球に送り、首里城をおとしいれ、国王尚寧を捕虜として薩摩につれ去った。以後、「琉球処分」に至るまで琉球は事実上島津家の支配におかれることとなり、このことは今日に至るまでいわゆる「沖縄問題」の根源として多くの人々の記憶の中に生きている。
 著者は二〇〇九年に『島津氏の琉球侵略』を上梓し、琉球と薩摩がどの様にして慶長の役に至ったのかを明らかにし、好評を得た。
 本書は、慶長の役の後、薩摩支配下の琉球と薩摩との関係史を掘り起し、いわゆる両属体制下にあって琉球側がいかにしてその主体性を維持する為に苦心し、王国としての存立を希求してきたのかを明らかにする。
 慶長戦役後、国王尚寧は島津氏に引き立てられた上で徳川将軍と会見したが、これを契機として機会あるごとにいわゆる「江戸立ち」をすることになるが、この「江戸立ち」はその都度、薩摩藩の内情、琉球王府の内情、そして幕府の政治状況が複雑にからみあう、かけひきの場でもあった。それは日本薩摩―琉球の関係のみならず東アジアの政治情況とも連動するものであった。
 本書では、それらの動きと関係史料を再吟味した上で新たな史料を読み解き、琉球―薩摩の関係史に新たな光を与えるものである。
 前著『島津氏の琉球侵略』のいわば続編であると共に、「琉球処分」の前史でもある。

   A5判、並製、232頁
   定価2,970円(本体3,600円+税)


〈目次〉

はじめに
一 琉球使節の成立
二 東アジア世界の変動の中で
三 羽地朝秀の財政改革
四 「唐之首尾御使者」
五 宝永七年の琉球使節
六 正徳期の書翰問題
七 隠蔽と開示の狭間で
八 島津重豪と琉球使節
九 「琉球仮屋」から「琉球館」へ
一〇 輻輳する使者派遣儀礼
一一 窮迫する島津財政
一二 中城王子の御目見問題
一三 実現されない使者参府
一四 使者派遣制の変革
一五 「琉球処分」前夜の鹿児島藩(県)の動向
終章 琉球館の終焉
 参考文献・史料

*著者紹介*

上原兼善
 一九四四年、沖縄に生る。九州大学文学研究科博士課程中退、岡山大学名誉教授。研究の功績に対し第37回東恩納寛惇賞授賞。
 著書に『鎖国と藩貿易』(一九八一)、『幕藩体制形成期の琉球支配』(二〇〇一)、『島津氏の琉球侵略』(二〇〇九)、『近世琉球貿易史の研究』(二〇一七、徳川賞/角川源義賞/日経・経済図書文化賞)
  

Posted by 沖縄本といえば榕樹書林 at 20:41Comments(0)歴史